小児矯正で使用する装置にはどんな種類がある?12歳以降の矯正方法も

歯のコラム 2025年04月02日(水)

こんにちは。千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」です。

小児矯正の装置はどんな種類があるか疑問を持つ女の子

お子さんの歯並びが気になって小児矯正を検討している保護者の方は多いでしょう。

歯や顎の発育段階である子どものうちに矯正治療を受けることで、のちの矯正治療における負担を軽減します。また、歯並びを整えることで見た目を改善できるだけではなく、お口や全身の健康にもよい影響を与えることが知られています。

小児矯正で使用する装置にはいくつか種類があるため、どれを選択すればよいのかわからないという保護者の方もいるでしょう。

この記事では、小児矯正で使用する装置の種類と、それぞれの特徴について詳しく解説します。12歳以降の矯正方法についても解説しますので、お子さんの歯並びを矯正したいとお考えの保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

小児矯正で使用する装置の種類|3歳〜12歳ごろ

3歳〜12歳ごろに使用するプレオルソで矯正する女の子の口元

小児矯正では、子どもの成長段階に合わせて、さまざまな矯正装置が使用されます。3歳から12歳までの矯正の目的は、顎の成長を促進し、永久歯がキレイに並ぶスペースを確保することです。ここでは、3歳〜12歳ごろに使用される、代表的な矯正装置をご紹介します。

プレオルソ

小児矯正で使用される装置のひとつにプレオルソがあります。プレオルソとは、歯並びに影響を及ぼす癖を改善し、口周りの筋肉を鍛えることで歯が正しい位置に並ぶように促す装置です。マウスピース型の装置で取り外しが可能なため、子どもでも続けやすいとされています。

マイオブレース

マイオブレースも取り外し可能なマウスピース型の装置です。歯並びに影響を及ぼす舌癖や口呼吸を改善して、歯が正しい位置に並ぶように促します。歯を動かす装置ではないため、痛みが少ないです。また、装着時間も短いため、お子さんでも続けやすいでしょう。

急速拡大装置

急速拡大装置とは、上顎の幅を広げるために使用する装置です。上顎が小さいことで、歯が並ぶスペースが不足しているときに使用されます。装置の中央部分にあるネジを回すことで、少しずつ上顎の幅を広げていきます。

装置は固定式で、食事や歯磨きのときに取り外すことができませんが、装着時間などを気にする必要がなく、効率的に治療を進められるでしょう。

インビザライン・ファースト

インビザライン・ファーストとは、マウスピース型の装置を使用した矯正方法です。マウスピースを装着することで顎の成長を促しながら、歯並びを整えられます。

使用するマウスピースは透明であるため、装着していても目立ちにくいです。また、マウスピースを取り外せるため、ふだんどおりに食事や歯磨きができます。

一方で、マウスピースの装着時間を守らないと計画どおりに治療を進めることができない点には注意が必要です。

ヘッドギア

ヘッドギアとは、上顎の成長を抑制する装置です。主に、上顎の前突(出っ歯)などの前歯が出すぎている場合に使用されます。ヘッドギアは取り外しが可能で、寝ている間に装着します。

12歳以降の歯の矯正方法

12歳以降で使用するワイヤー矯正をする子供の口元

12歳以上になると、顎の成長がほぼ完了するため、歯並びの矯正が本格的に必要になります。この時期の矯正治療には、一般的にワイヤー矯正とマウスピース矯正の2つの方法が広く使用されています。

それぞれに特徴があり、患者さまの状態や希望に応じて選択することが重要です。ここでは、これら2つの方法について詳しく解説します。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、最も一般的な矯正方法です。歯の表面にブラケットを取り付け、そこにワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていきます。ワイヤー矯正の最大のメリットは、幅広い歯並びの問題に対応できる点です。歯を大きく動かす必要がある場合にも対応できます。

一方で、ワイヤー矯正の装置は固定式です。そのため、食事をしたときに装置に食べ物が挟まることがあります。装置周辺に食べ物のかすが溜まった状態が続くと、虫歯になるリスクが高まるため、しっかりとケアをしなければなりません。

マウスピース矯正

マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを使用して歯並びを整える矯正方法です。軽度から中程度の歯列不正に適応となります。

また、使用するマウスピースは取り外しが可能で、矯正前と同じように食事や歯磨きができます。マウスピースは透明で目立ちにくい点もメリットといえるでしょう。

しかし、治療に使用するマウスピースは一定の時間しっかりと装着しなければならず、長時間外すと効果が得られない場合があります。

小児矯正のメリット

小児矯正のメリットのイメージ

小児矯正には、顎の骨の成長を活かして歯並びを改善できるというメリットがあります。早くから矯正治療を行うことで、さまざまな問題を予防できます。ここでは、小児矯正の主なメリットについて解説します。

顎の成長を促進できる

小児矯正のメリットの一つは、顎の成長を促進できるということです。小児矯正では、顎の成長をコントロールして、歯を並べるためのスペースを確保します。

特に、3歳〜12歳ごろは顎の発育が活発な時期です。小児矯正で歯を並べるスペースを確保しておけば、のちに本格的な矯正治療が必要になった場合でも、短い期間で治療が完了するケースもあるでしょう。

虫歯や歯周病の予防につながる

歯と歯が重なっている部分には歯ブラシが届きにくく、しっかり歯磨きをしないと虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

しかし、矯正治療で歯並びを整えることで歯磨きがしやすくなります。これによって磨き残しを減らすことができれば虫歯や歯周病になるリスクを軽減できるでしょう。

抜歯をせずに歯並びが整う場合がある

矯正治療において歯を並べるスペースがない場合には、抜歯をするのが一般的です。

しかし、小児矯正では、顎の成長を利用して矯正治療を行います。顎の成長をコントロールして歯が並ぶスペースを確保できれば、抜歯をせずに歯並びを整えられる場合があるのです。

健康な歯を抜くことに抵抗がある方にとって、抜歯を回避できる場合があるという点は大きなメリットといえるでしょう。

歯並びに影響を及ぼす悪習癖を改善できる

舌癖や指しゃぶり、口呼吸などの習慣や癖が原因で歯並びが悪くなることがあります。小児矯正では、これらの歯並びに影響を及ぼす悪習癖を改善するためのトレーニングも同時に行うケースが多いです。

これらの癖や習慣を改善することで、矯正治療で整えた歯並びを長期間維持しやすくなります。

小児矯正のデメリット

小児矯正のデメリットのイメージ

小児矯正には多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。矯正治療を検討する際には、メリットとデメリットをしっかりと理解することが重要です。ここでは、小児矯正の主なデメリットについて解説します。

治療期間が長くなる場合がある

小児矯正のデメリットのひとつは、治療期間が長くなる場合があるという点です。小児矯正では、子どもの顎の成長を利用して治療を行いますが、顎の成長スピードには個人差があります。そのため、お子さんによっては治療期間が長くなることがあるのです。

治療期間が長くなると、ストレスを感じるお子さんもいるでしょう。そのため、治療のモチベーションを保つために、保護者の方がサポートしてあげることが大切なのです。

装置の管理が必要(取り外し式の装置の場合)

取り外し式の装置の場合、自己管理が求められるため、面倒に感じる方もいます。

例えば、マウスピース型の装置の場合は、食事や歯磨きの際に外さなければなりません。そのため、取り扱いや管理が煩わしく感じることがあるでしょう。また、装置を取り外したときに落として破損するリスクもあります。

お子さん自身で装置を管理することは難しいでしょう。そのため、保護者の方がサポートしてあげることが大切なのです。

痛みや不快感を覚える場合がある

矯正治療中、歯が動く過程で痛みや不快感を覚える場合があります。特に、治療の初期段階や装置の調整後は痛みが生じやすいです。痛みが続くと、矯正治療の継続が難しくなるお子さんもいるでしょう。

2期治療が必要になる場合がある

小児矯正の1期治療では、子どもの顎の成長を利用し、永久歯が並ぶスペースを確保する治療が行われるのが一般的です。そのため、1期治療だけで理想的な歯並びになるとは限りません。

歯を細かく動かしてきれいに整えたい場合には、永久歯が生え揃ったあとに2期治療としてワイヤー矯正やマウスピース矯正を行うケースもあるのです。

まとめ

小児矯正をして綺麗になった歯並びで笑う女の子

小児矯正で使用される装置にはさまざまあります。3歳から12歳ごろには、顎の成長を促進する装置を使用して永久歯を並べるスペースを確保します。永久歯が生え揃った12歳以降では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などで、歯並びをきれいに整えるのが一般的です。

お子さんの歯並びや顎の状態によって使用する装置は異なります。小児矯正を検討しているけれど、どの装置が自分の子どもに合っているかわからないという保護者の方は、一度歯科医師に相談しましょう。

小児矯正を検討されている方は、千葉県野田市にある歯医者「R歯科・矯正歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、インプラント治療やマウスピース矯正(インビザライン)、小児歯科、ホワイトニングなど、さまざまな治療に力を入れています。ホームページはこちらWeb診療予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。