インプラント治療について
インプラント治療は、失われた歯を補うための一つの選択肢であり、天然の歯に近い見た目と機能を提供することができます。この治療法では、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯冠を取り付けます。インプラントは、見た目の美しさだけでなく、咀嚼機能の回復にも優れており、多くの患者様に選ばれている治療法です。
当院は日本口腔インプラント学会 専門医在籍の歯医者です
当院の院長は日本国内に1300人しかいない日本口腔インプラント学会 専門医のため、確かな技術と実績を持っており、安心した治療を提供できます。
日本口腔インプラント学会の専門医取得は海外の学会と違い認可基準が大変難しく、専修医と比べ症例数・治療経験が全く違うものとなっております。そのため、インプラント治療においては専修医より専門医のほうが安心と言えます。
豊富な知識と経験を持ち、常に最新の技術を学び続けている専門医が、患者様一人ひとりに合わせた最適なインプラント治療を提供いたします。専門医による質の高い治療で、患者様の健康で美しい口元を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
日本口腔インプラント学会 専門医とは?
日本口腔インプラント学会の専門医は、インプラント治療に特化した高度な知識と技術を有する歯科医師です。歯ぐきを切開し、顎骨にチタン製の人工歯根を埋入する外科手術を安全かつ確実に行うための専門性を備えています。
日本口腔インプラント学会 専門医の数は少ない?
日本口腔インプラント学会の専門医は、全国で約1300名、指導医は約230名と非常に少数です。厚生労働省の統計によると、歯科医師の総数は107,443人(2020年12月時点)となっており、日本口腔インプラント学会の専門医の割合は1.2%です。専門医の数が限られているため、資格取得の難易度は高いといえます。
日本口腔インプラント学会 専門医は難易度が高い
インプラント治療の専門医資格を取得するには、厳しい基準をクリアする必要があります。資格取得後も5年ごとの更新が義務づけられ、研修会への参加や症例報告などが求められますので、常にインプラント治療について学び続けている専門的な歯科医師でなければ資格を維持することも難しいです。
日本口腔インプラント学会 専門医が保有している専門性について
日本口腔インプラント学会の専門医は、外科手術、歯周病治療、治療計画立案の3つの分野で高い専門性を有しています。安全で確実な手術を行うための解剖学や口腔外科の知識、術中の全身管理技術が不可欠です。またインプラント周囲炎予防のための歯周病治療の知識も必要です。さらに歯科用CTなどを活用し、患者に合わせた適切な治療計画を立案する能力が求められます。
インプラントのメリット
見た目と感覚
インプラントは天然の歯に極めて近い見た目と感覚を提供し、自然な笑顔と自信を取り戻すことができます。
健康な歯の保護
健康な隣接歯を削る必要がないため、口内の他の歯を保護し、長期的な歯の健康を維持できます。
咀嚼力の向上
咀嚼力が大幅に向上し、より硬い食品も楽に食べられるようになり、栄養摂取と全体の健康が改善されます。
顎の骨の保護
インプラントは顎の骨の吸収を防ぎ、長期的に顔の構造と若々しい外観を保持するのに役立ちます。
メンテナンスの容易さ
適切なケアで長期にわたって使用でき、天然の歯と同様にブラッシングやフロスが可能です。
インプラントのデメリット
治療費の高額さ
インプラントは他の歯科治療に比べて初期費用が高くなることがありますが、長期的なメリットを考慮する必要があります。
手術と治療期間の必要性
治療には手術が必要であり、完了までに数ヶ月かかる場合がありますが、その結果は長持ちします。
適応性
全員がインプラント治療の候補ではなく、健康状態や骨の密度が適用可能かどうかを決定します。
当院で取り扱っているインプラントの種類
インプラント
インプラントは、顎の骨に埋め込まれる外科手術で埋め込まれる歯科インプラントです。
次のような場合に適しています。
- 1 本以上の歯を失っている
- 入れ歯やブリッジが合わない
- 見た目も機能も自然な歯の代替品
ザイゴマインプラント
ザイゴマインプラントは、頬骨(ザイゴマ)にインプラントを埋め込む治療法です。通常のインプラントは顎の骨に埋め込みますが、ザイゴマインプラントは頬骨という、より硬くて厚い骨を利用するため、顎の骨が極端に少ない場合でも治療が可能です。ザイゴマインプラントは、次のような場合に適しています。
- 上顎の骨が極端に少ない場合
- 上顎洞が大きい場合
- 骨粗鬆症などで顎の骨が弱い場合
- 従来のインプラント治療が難しい場合
- 全ての歯を失っている場合
入れ歯との違い
入れ歯は取り外し可能な義歯であり、インプラントと比較すると安定性に欠けることがあります。インプラントは顎の骨に直接埋め込まれるため、固定式であり、入れ歯のようにズレたり外れたりする心配がありません。また、インプラントは自然な見た目を実現し、食事や発音がより自然で快適です。入れ歯に比べて、長期的な快適さと機能性を提供することができます。
ブリッジとの違い
ブリッジは隣接する健康な歯を削って支えとするため、健康な歯に負担をかけることになります。一方、インプラントは周囲の歯に影響を与えることなく、失われた歯のみを補うことができます。これにより、健康な歯を保護しながら、長期的な耐久性と機能性を提供します。また、インプラントは顎の骨と結合し、骨の吸収を防ぐ効果もあります。
当院のインプラント治療について
当院では、All-on-4やサージカルガイドなどの最新技術を取り入れたインプラント治療を行っています。
All-on-4
All-on-4は、4〜6本のインプラントを使用して全顎の歯を支える治療法です。従来のインプラント治療では、失った歯1本につき1本のインプラントを埋め込みますが、All-on-4では、4~6本のインプラントで上顎または下顎全体を支えます。All-on-4 は、従来のインプラント治療に比べて費用が安く、治療期間が短く、手術が簡単であることが特徴です。
All-on-4に適した症例
All-on-4は、主に以下の症例に適しています。
- 上顎または下顎の歯をすべて失っている方
- 入れ歯が合わない方
- ブリッジが出来ない方
- 顎の骨が少なく、従来のインプラント治療が出来ないor難しい方
All-on-4のメリット
- 費用が安い
従来のインプラント治療よりも費用が安くなります。これは、All-on-4 治療では使用するインプラントの本数が少ないためです。 - 治療期間が短い
従来のインプラント治療よりも治療期間が短くなります。これは、All-on-4 治療ではインプラントと歯を同時に装着できるためです。 - 手術が簡単
従来のインプラント治療よりも手術が簡単です。これは、All-on-4 治療では顎の骨に穴を開ける本数が少ないためです。
All-on-4の治療の流れ
- カウンセリングをし患者さんの口腔内の状態や希望を把握します。そこでAll-on-4 治療が適しているかどうかを判断します。
- CT撮影を行い、顎の骨の状態を詳細に把握し、模型の作成・治療計画を立てます。
- 局所麻酔または静脈麻酔を行い、インプラントガイドを用いて、インプラントを埋入します。同時に、仮歯を装着します。
- インプラントと骨が結合するまで、3〜6ヶ月待ちます。
- 最終的な歯を装着します。定期的に検診を受け、メンテナンスを行います。
プロアーチ治療法について
画期的なプロアーチ治療法では、奥歯部のインプラントを骨のある部分に斜めに埋入し、力を広範囲に分散させることにより、最小4本のインプラントでも総ての人工歯を支えることが可能となります。
プロアーチ治療の大きな利点は、骨移植などの追加処置を必要としないことです。これにより、治療期間の短縮と患者様の負担軽減が図れます。
さらに、プロアーチ治療では、抜歯からインプラントの埋入、そして仮歯の装着までを1日で完了させることができます。
当院のインプラント治療に対するこだわり
精密な診断と計画
最新技術の採用
個別化された治療
安全と快適さの確保
継続的なフォローアップ
歯を失っても、自分の歯のように噛める幸せをご提供
当院のインプラント治療は、患者様の口腔健康を第一に考え、最新の技術と個別化された治療計画で、患者様の笑顔と噛む喜びを取り戻すことを目指しています。安全で快適な治療環境と継続的なサポートで、患者様の信頼に応える治療を提供してまいります。